第2回 利き脳別おすすめのキッチン収納
| お役立ち
調理中、調味料を探したり、
食器を取るのに
苦労していませんか?
キッチンが使いづらい…と感じるのは、
収納が合っていないのかも。
あなたの「利き脳」に合わせて
キッチン収納を変えると、
グーンと使いやすくなります。
自分の「利き脳」を知っていれば、
マイホームの収納計画にも
役立ちますよ!
片づけてもすぐにゴチャゴチャ。収納がたくさんあるのに、あちこちにモノがあふれている…。そんな方は、自分に合った収納をしていないのかもしれません。脳の働きやその人の脳の得意分野を参考にした「利き脳」を知ることで、自分に合った収納方法を見つけるヒントがわかるという、収納のプロ「ライフオーガナイザー®(※)」の高山一子さんに「利き脳」を使った収納方法について教えていただきました。
(※)「ライフオーガナイザー®」とは、もとはアメリカで生まれた片づけのプロである「プロフェッショナル・オーガナイザー」の手法をもとに日本で新しく誕生した職業です。
利き脳を知ることで得意な収納方法が見えてくる
自分の利き脳がどちらかわかると、自分の得意なことがわかり、より使いやすくラクにできる方法のヒントを知ることができます。
高山さんによると、
「脳を右脳と左脳に分けると、それぞれ得意なことが違います。右脳は、ひらめきや直感、イメージなどを優位に司ります。全体を見る力や、色、形を捉えるのが得意で、ものごとを直感的に受け入れます。
左脳は、書いたり、話したり、論理的な認知や分析を優位に司り、ものごとを意識的に受け入れ、理性的に処理します。きちんとコツコツ計画的に物事を進めることが得意です。
生活や行動のシーンの中で、どちらの脳が優位に働いているかがわかれば、あなたに合った、収納方法や片づけの仕組みを見つけるヒントになります」と話されます。
ここでは、利き脳をヒントにしたおすすめのキッチン収納について紹介します。
自分の「アウトプット」の利き脳が「右脳タイプ」か「左脳タイプ」か、詳しいチェック方法は、こちらをご覧ください。
脳タイプ別、キッチンの収納方法
―― アウトプットの利き脳が「右脳タイプ」の人は、どのようなキッチン収納が合っているのでしょうか?
「右脳タイプの人は、あまりキッチリと収納すると、元に戻すのが面倒になってしまうことも。ある程度ざっくりと収納するようにしましょう。パッと出せて、パッと戻せるワンアクション収納がおすすめです」
収納グッズを揃えるときは、中身が見えるタイプがいいのだとか。「見えないと買ったことを忘れてしまったり、詰め込みすぎる傾向にあります」
―― 「左脳タイプ」の人はどうでしょう?
「左脳タイプの人は、来客用や家族ごとに分けたり、よく使うモノを取り出しやすい位置に収納するのがいいでしょう。ざっくりとした収納が苦手なので、スペースを細かく仕切るといいですね」
左脳タイプの人は、文字や数字の認識能力が高いので、ラベリングすると元に戻すことがラクにできます。
右脳・左脳タイプ別のおすすめのキッチン収納
カトラリーの収納
【右脳タイプの場合】
カトラリーは、直感的に捉えやすいように、素材、色別にざっくり分けて収納。
【左脳タイプの場合】
カトラリーは、種類別や、家族別、来客別など機能性や使用頻度に応じて収納。
鍋・フライパンの収納
【右脳タイプの場合】
鍋は、重ねる収納がおすすめ。ただし、3つ以上重ねると、片づけが面倒になり、小さい鍋の上に大きい鍋を収納してしまうなどゴチャつきの原因に。
【左脳タイプの場合】
鍋は、収納ボックスなどで細かく定位置を決めて、立てて収納するのがおすすめ。
ゴミ袋の収納
【右脳タイプの場合】
ゴミ袋は、収納ボックスにざっくり入れるワンアクション収納に。細かく分類するとイヤになることが。
【左脳タイプの場合】
収納グッズを上手に使ったり、キレイに畳んで収納することで、大きさや種類ごとに管理し効率の良い収納へ。
ストック食材の収納
【右脳タイプの場合】
見える収納で、在庫管理も一目に分かるように。自分好みのビジュアルにすることで維持したいというモチベーションにもなります。
【左脳タイプの場合】
ラベリングすることで、どこに何があるか探しやすくなります。見えないところも、きちんと仕分けして並べ、空間を効率よく使う。
「利き脳は、生まれた時から変わらない先天的なものと、環境や生活によって変わる後天的なものがあります。後天的なものは、仕事や環境などによって変わります。試してみて、自分には合わないと思ったら、違う方法を試してみるなど、自分に合うものを探してみてください」とのこと。ぜひ試してみてください。
次回は、買いすぎ、買い忘れを防ぐ!キッチン収納についてご紹介いたしますね。
参考書籍:
「利き脳片付け術」日本ライフオーガナイザー協会 代表理事 髙原真由美/著(小学館)
「ライフオーガナイズの教科書」日本ライフオーガナイザー協会監修(主婦の友社)
「利き脳片づけ術」は、坂野登京都大学名誉教授の「しぐさ利き脳理論」をベースに一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会が片づけに応用しまとめた、行動やくせを知るためのライフオーガナイズの手法の一つです。
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